実務者研修(介護福祉養成)

実務者研修(介護福祉養成)


介護福祉士につながる研修として新設された実務者研修。ヘルパーや基礎研修の修了者など、段階別の受講が可能です。受講後は「サービス提供責任者」になれる、「たん吸引」など一部の医療行為を習得できる、といったメリットがあります。また2016年度より介護福祉士の受験資格としてこの実務者研修(450時間)受講が義務付けられることが決定しており、今後第注目の研修です。

介護の資格制度が変わりました。

①これまでの資格の見直しと新しい介護研修の実施

2013年度より、ホームヘルパー1級及び介護職員基礎研修は「実務者研修」へ一本化、ホームヘルパー2級は、「介護初任者研修」へ移行されました。(2012年度までにホームヘルパー2級、1級及び介護基礎職員基礎研修課程を修了した方は、2013年度以降に資格を失効することはありません。)

「実務者研修」とは、幅広い利用者に対する基本的な介護提供能力の修得に加え、医療的ケアに関する知識及び技能の習得を目的とした研修のこと。実務では習得しにくい体系的な医学知識、制度の知識、介護課程の展開、認知症などについて学ぶことができ、スキルアップにもなります。また、この研修を修了することにより、2012年度より医療行為である「喀痰吸引」が介護職員でも実施できるようになりました。(ただし『実地研修』を修了することが必要。)「介護職員初任者研修」とは、在宅・施設を問わず、介護職として働く上で基本となる知識・技術を修得するためのの研修になります。従来のヘルパー2級に代わる資格です。

②介護福祉士の受験資格・資格取得ルートの変更

介護福祉に関しては、資格向上を図る観点から受験資格・資格取得ルートが大きく変更されます。これまで、介護福祉士資格を取得するには大きく分けて、(1)介護福祉士の養成施設を卒業して資格を取得する「養成施設ルート」、(2)福祉系高校を卒業して国家資格を受験する「実務経験ルート」の3つがありました。「養成施設ルート」では国家試験を受験せずに介護福祉士資格を取得することが可能でしたが、2022年度以降は「養成施設ルート」でも国家試験の受験が必須になります。(※2017~2021年度の養成施設卒業者については暫定的に5年の期限が付いた介護福祉士資格が授与され5年間現場で勤め続ければ国家資格なしで資格を取得できます。)

また、2016年度より「実務経験ルート」での国家試験の受験資格として、現状の3年以上の実務経験に加えて「実務者研修(450時間)」の受講が義務付けられることが決定しています。受験資格が引き上げられ、養成施設からの無試験ルートも廃止されることで、介護福祉士資格の難易度が高まったイメージがありますが、実務者研修のお修了者は介護福祉士国家試験のうち実技試験が免除されたり、前項①にあるように、介護福祉士資格取得後に「喀痰吸引等研修」を受講する必要がなくなるなどのメリットもあります。

基本、将来ステップアップを目指す人にとって目標を立てやすい養成ルートになりました。また、介護福祉士より上位の資格として「認定介護福祉士(仮)」「管理介護福祉士(仮)」の創設が検討されており、実現すれば「介護職員初任者研修⇒実務者研修⇒介護福祉士⇒認定介護福祉士(仮)⇒管理介護福祉士(仮)」のルートでステップアップする流れになります。


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